車の購入から買取までの基本【車玄人】

「YANASE」ステッカーの威光

皆さんは「ヤナセ」と聞くとどのようなイメージを持たれますか。
最近の世代にはピンっとこないかもしれませんが、
以前は“輸入車と言えばヤナセ“と言われるぐらい、輸入車ディーラーのパイオニア的存在でした。

 

ベンツやキャデラックのリアガラスに貼付けられている
「YANASE」ステッカーに憧れを抱いた人も多いのでは。

 

そんなステッカーですが、なんとバブル期には偽造された「YANASE」ステッカーが裏で売買されていたというから驚きです。

 

と言うのも、当時は並行輸入車全盛の時代。安く買った並行輸入車の見栄えをいかに良くするか
ということでこの“ニセモノ”「YANASE」ステッカーが重宝されていたのです。

 

また、中古車業者の中には並行輸入車に“ニセモノ”「YANASE」ステッカーを貼付け、
正規輸入車として販売していた悪徳業者もいました。

 

当時の「YANASE」ステッカーには言わば、黄門様の印籠並みに威光があったのです。

 

そんなヤナセでしたが、バブル崩壊後は、相次ぐ海外メーカーの日本法人設立ラッシュによる輸入権の返上や、
不景気による販売台数の低減など、一時は会社の存続自体が危ぶまれましたが、
伊藤忠傘下で見事復活を遂げ、現在では輸入車の新車販売と共に中古車販売にも力を入れています。